同じ体を芋虫みたいに転がして
さあ安寧を
同じ手足を蛙みたいに引き伸ばして
さあ高らかに

叫け
自尊心を満たせ
楽園が欲しいと
目を潰し這いずれ
さあ浮き足立てよ

曖昧な性
曖昧な制
曖昧な声
曖昧な正

前へ倣え並べ続け吐息まで
嬉し楽し揃い揃う悦楽
前へ倣え並べ続け鼓動まで
ああ麗しきは

祝えや神の誕生を
模せ模せ蔓延れ
祈れや万象の根源を
拝せ盲目に
救いの手は此方
個性を殺せ
誰かさんに映したのは
清浄な生

同じ思想を飴玉みたいに転がして
さあ安寧を
同じ理想を写真みたいに引き伸ばして
さあ厳かに

騙れ
虚栄心を誇れ
雑音まみれの愛を吐け
昏く讃えろ
なあ望んだ形を

前へ倣え並べ続け吐息まで
嬉し楽し揃い揃う悦楽
前へ倣え並べ続け鼓動まで
ああ　くだらねえな

継いで接いだはりぼてのナニカを
捏ねて歪めて当て嵌め
希望との乖離を血眼で
探しては潰しやり直して
救いの手を創り
唯一を謳い
使い古された常套を
後生大事に抱え込んで

祝えや神の誕生を
模せ模せ蔓延れ
祈れや万象の根源を
拝せ何度でも
強欲に言祝げ
傲慢に傅け
誰かさんで隠したのは
正常な睛



