おとぎ話のような恋でした
ハッピーエンドの愛でした
終わらないおしまいをずっと
狂ったように信じ込んで
「またあした」ってさ

出会いの頃はどうだっけ
月並だったような気もするが
結局ちょいとばかりのスパイスで
どうとでも劇的になる

そうだろう？
蜜月とかっていう都合の良い安酒を浴びて
酔い潰れたその後の戯言なんかに
正気など残っちゃいない

それでも惹かれ合い？
想いを通わせた？
君は言った
祈るように

「一生、君だけを、愛している」

おとぎ話のような恋でした
ハッピーエンドの愛でした
互い互い競うように
明日を未来を縛り合って幸せ
「これが最後の恋です」と
「私以外愛さないで」と
互い互い縛るように
明日を未来を競い合って潰した

(ああ、まったくいやになるな)
(消費期限もないくせに)
(好き勝手刻んでさっさといなくなって)

いつまで、守んなきゃなんないの？

別れの頃はどうだっけ
劇的だったような気もするが
結局ちょいとばかりのフィルターで
どうとでも月並になる

そうだろう？
根拠もなくおやすみのあとの目覚めを疑わない
凪いだ妄信に気付かないまま
正気など謳うなよ

赤い糸など信じちゃいない
指切りの真似事もそう
紙切れも指輪も記憶も夢も
証明になりゃしない

思い出と言えば聞こえは良いが
どうせ端から美化してくんだろう
声から顔から少しずつ削げて
慌てて怯えて切って貼って埋めた

それでも寄り添って？
想いを確かめた？
君は言った
呪うように

「一生、君だけを、愛している」

おとぎ話のような恋でした
ハッピーエンドの愛でした
互い互い競うように
明日を未来を縛り合って幸せ
「永遠を誓いましょう」と
「ずっと一緒に過ごそう」と
互い互い縛るように
明日を未来を競い合って潰した

(ああ、まったくいやになるな)
(嘘なんてなかったのに)
(好き勝手刻んでさっさと消えて)

いつまで、覚えてりゃいいの？
いつまで、続けりゃいいの？

「一生、君だけを」

わかってるよ
恋も愛も
確かにそこにあった
あったんだ
でもそのあとは
いつまで



