2020

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    【鏡音リン・レン】前夜祭の人形【オリジナル】

    歌詞 足音は泥濘む水に沈む 群がる夜の羽音 真っ赤に嗤うお月様 雲一つない星空 逆さ吊りの南瓜頭にご挨拶 間抜け面に燃える石を 真っ赤に咲いた穴ぼこが 魔法と呪いを歌いだす 初めましての懐かしい夢 むくろに跳ねて溶け落ちた からっぽの檻の中を はやくはやく 甘い不幸せで満たさなきゃ満たされない はやくはやく 一緒に帰ろうよ さかさまの結末は南瓜に詰め込んで 土砂降りの結末に口付けを 後悔の香辛料に眩んで 悪夢みたいな絶頂を 残さず刈り取って舐ってご馳走様 足跡と焼き付く影に 底なし沼の錆びた羽音 真っ赤に誘うお月様 雲一つない夜 猥画気取りの南瓜頭にご挨拶 しかめ面に燃える石を 真っ赤に濡れた穴ぼこが 魔法と呪いを喚き散らす 色とりどりの騒がしい夢 むくろに混ぜて飲み込んだなら 襤褸切れの嘘も 静謐な思い出も 繰り糸の行方すら雨の彼方 からっぽの箱の中を はやくはやく 甘い不幸せで満たさなきゃ満たされない はやくはやく 朝が来る前に さかさまの結末は窓から投げ捨てて 土砂降りの結末に祝福を お砂糖の亡骸に眩んで 悪魔みたいな淫楽を 残さず刈り取って舐ってご馳走様 くりかえす結末だけ南瓜の頭に詰め込んで 継ぎ接ぎの結末は誰かさんに押し付けろ ぐらぐらに咽んだ空の青 悲劇を孕んだ結晶を もう二度と永遠に思い出さないように そうさ燐寸をたった一本 巻き戻してはやり直し どうしようもなく壊れても ウィルは死んだりしないものさ

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    【鏡音リン・レン】あした呼吸と花束を【オリジナル】

    歌詞 涼風吹けど尾鰭の青は天の海 船出を祝しさよならは晴れやかに 木嵐吹けど尾鰭の青は天の原 門出を祝しさよならはにこやかに 想えば苦く狐日和のような道でした 随分遠くまで来たもんだ 「はじめまして」 お揃いに咲いた八本脚の首飾り 目玉がぎょろりと吐息を蹴散らして お揃いに告げた千年後の合言葉 おやすみ 目覚めた時にはあしたになってるさ 宝の地図に×印を 目印に同じ傷痕を 気休めにおまじないひとつ 次はうまくいくよ 同じだけど違う二人になって しあわせに息をしよう 想えば辛く虚空のような道でした 随分遠回りしたもんだ 「ただいま」 お揃いに咲いた八本脚の首飾り 鋏角がじわりと言葉を刈り取って お揃いに告げた千年先の合言葉 今回は残念だけど来世で待ってるさ “あした”また会おうね

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    【KAITO】エコーロジカル【オリジナル】

    歌詞 もらった分だけ愛情を そだった分だけ優しさを 世界は繰り返すみかえりで成り立って おはようのたび零れ落ちる おもった分だけ愛情を ねがった分だけ優しさを 自分のしあわせをすくいあげるだけ 誰かも平等にすくわなくちゃ 大人になりなさい 嘘は厭いなさい 一列に並んで和を乱さぬように 大人になりなさい 欲を諫めなさい 一列に並んでお礼を欠かさぬように かえし続けてけずり続けて せっけんみたいに小さくなった ぼくの形はまだぼくですか 嫌になって閉じこもって あぶくみたいにゆらぎふるえる ぼくのもとの形はどこですか 大人になれないよ いたくてたまらない 「あの子のほうがもっと」? じゃあ数字で見せて 大人になれないよ 大人になれないから 損得の勘定を慈善で捨てられないよ かえし続けてけずり続けて せっけんみたいに小さくなった ぼくの形は戻らないから 少しだけ少しずつ 元通りには足りなくていい ぼくの隙間をきみでふさいでよ もらった分だけ愛情を そだった分だけ優しさを 世界が本当にそんなもので回るなら おやすみのたび呪わなくちゃ おもった分だけ愛情を ねがった分だけ優しさを 他人のしあわせをくみあげるだけ 誰かが平等にしずんでゆく 海の底にひとりで眠るような静寂を愛した 繰り返す反響を波の音に混ぜて溶かした

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    【KAITO】不終ノ宴【オリジナル】

    歌詞 百面相しても変わらない くそったれ共の祝祭 騒乱に遭難の啓示来りて 葬歌と並び立て 百年投じてもくだらない くそったれ共の祝祭 双眼に相関を認められぬまま 爪牙の行方を知れ 死に候え  展望を刻んだ陸よ 呼覚ませ 諦観を統べた海を 滔々と流れ行くは砂上の楼閣と雨 不終の宴 奏者の壮烈と舞い踊る鰭手 行進は続く 不終の宴 演者の喧伝と転げ回る道化 見下ろす無冠の愚者 千夜一夜じゃ語れない くそったれ共の祝祭 早計と早成の慶事語りて 窓下に舵を切れ 千手如きじゃすくえない くそったれ共の祝祭 壮健に蒼天を崇められぬまま 唱歌の誇りを説け 棘だらけの箱庭 茨の靴でステップを やせ我慢はお手の物 何度も そう何度も 焼き付けた反復作業 不終の宴 奏者の残響と枯れ落ちる鰭手 行進は続く 不終の宴 演者の喘鳴と這い回る道化 微睡む頂 不終の宴 掠れた咆哮と敗者の慟哭 行進は続く 不終の宴 沸き立つ群衆も鳴り止まぬ喝采も 砂塵の果て 無冠の愚者は 何処へと消え果てた 蜃気楼のように

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    【鏡音リン】砂漠の種【オリジナル】

    歌詞 苦いみずを流し込む 美味くはなくとももう1回 冷たい成れの果ても 胃の腑に落ちりゃあ同じこと 枠ごしに覗き込む 上手くはなくとももう1回 有象無象の青写真も 爛れて落ちりゃあ同じこと アア、オナジコト 夢見がちな子羊が 群れて蒸れて花開く 「うまい話はこちらです」 むさぼれよ のみほせよ 買い手あっての商売さ 陳列ケースに好き好んで飾られて 逆転できるかもね 砂漠に落ちた種だけど 好きなんだろう?  そんな博打がさ でなきゃ 途方もない 勝算もない 賭けに丸ごと自分を 投入したりしないもんね 「まあ、どうでもいいけどさ」  甘い果実に突き立てる ナイフとフォークは黄金色 溢れる汁を啜れ 美味しいとこだけ齧りとれ おかわりはいかが 飽食の賛歌を歌え 商品に生などありゃしない 流れる涙もスパイスだろう? あじわえよ たのしめよ どこで間違ったの それともただの本性かい 汚い水の所為にして 同じ顔で笑うなよ 夢見がちな子羊が 熟れて売れて散り急ぐ 「うまい話はこちらです」 うばいあえ ねたみあえ 夢見がちな羊飼いが 並べて舐めて勝ち誇る 「うまい話はこちらです」 むさぼれよ のみほせよ 売り手あっての商売さ 陳列ケースを好き好んで覗き込んで 能がないおばかさんを 同じおつむで見下して 好きなんだろう? そんな博打がさ でなきゃ 理も非もない 益体もない 賭けに丸ごと自分を 投入したりしないもんね 「まあ、どうでもいいけど」 結局は商売さ 陳列ケースに好き好んで飾られて どんだけ取り繕っても 見た目は地図になりゃしない 好きなんだろう? そんな博打がさ でなきゃ 途方もない 勝算もない 賭けにまるごと自分を 投入したりしないもんね 「なあ、たねはみつかったかい?」