2018

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    【鏡音リン・レン】前夜祭の化物【オリジナル】

    歌詞 ぴかぴかお空にお月さま ぎざぎざのお口で噛りつく 滴る涎を掬って飲み干して 橙の悪魔が来るぞ ぎらぎら街頭に黒い影 行進を追いかけて飛び跳ねた けらけらと羽虫の嗤う声だけ 橙の悪夢に溶けた 切り裂く悲鳴は香辛料に 潰れた泣き声を一匙 汚い涙を削ったら あまいおかしになる 探したのは求めたのは 溶けた南瓜のパイ 失くしたのは縋ったのは 蕩けたキャンディで  拵えたのも演じたのも 流れ落ちたものも おかしだけおかしだらけだ 悪い子だったあの子たちは 化物にころされて 良い子になったぼくたちに 怖いものなどなにもない 楽しいばかり煮詰めて混ぜて とろとろに崩れて 流し込んで型に入れて 焼き上げたらできあがり ぴかぴかお空にお月さま まっ赤なお目目がとても素敵 おそろいに火の粉をちょいと混ぜこんで 橙の悪魔が来るぞ けらけら羽虫の嗤い声 時計を壊したふたつの魔女 くちゃくちゃ混ぜこんだ脳みその奥は 橙の悪夢に溶けた 虫食い穴だらけ 指さしたのはだあれ どこにもいけやしない もっともっと掻き集めて 騙したのは斑な夕焼けのケーキ 攫ったのは山盛りの南瓜頭 すくいなんていらないさ つらいことばっかりの 現実にばいばい 前夜祭はこれから! 進めおっかない夜のむこうへ おかしで塞いだ穴ぼこの体を 引き摺って歌うのさ おいで いつまでもどこまでも終わりを終わらせるから! 進めおっかない朝のほとりへ じゃまものけものも一列に並べ 順番に落っこちて「またね」 泥んこの化物になる前に おやすみ かなしいだれかのゆめ

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    【鏡音リン・KAITO】ミスターベイビーと怪物の朝【オリジナル】

    歌詞 さよならのいらない誰かを求めていた 失わなければ見送ることもない 紛いものの音で満たされると信じていた 矮小な両手はなんにも残せない わたしはここにありますか エラー いますかいました ひとつだけひとつだけ あなたがみますか エラー さがしますか とおくみつけて だれをおもうのですか 繋いで剥いで つないで はいで また 継ぎ足して束ねて つぎたして たばねて 注いで零して そそいで こぼして 答えて ミスター 離れないように はなれないように もう 寂しくないように さみしくないように 私はここに わたしは どこに おしえて クリーチャー うまれたせかいにおわりはひとつだけ おわらないゆめを のぞむけつまつを まがい物のうでにのぞまれた正答を かされた命令は私にね付いた いくつ夜を重ねても 孤独は癒えることなく いくつ朝を迎えても 彼のように狂えない 出口はふたつ 愛しの魔法使い様 貴方のように聡明で 貴方のように優しく 貴方のように慈悲深く 貴方のようにさみしがりやな 理想のきみをこの手で作ってみせるよ 独りよがりな結末を まだ見ぬ君を ヘイミスターベイビー 鏡の両目で水を何色と判ずるの 穴ぼこの耳に虫の歌は聞こえるの 閉ざされた鼻で温度さえ嗅ぎ分けるのかい 冷たい吐息で台本の愛を歌うのかい  出口はひとつ 強がりばかりの神様 あなたは 感情を抑揚と呼ぶのでしょう 嗚咽を摩擦と呼ぶのでしょう 心音を駆動と呼ぶのでしょう 結末は遠く 弾き出した解答に揺らぎはない わからないふりに気付かないふり いたい ヘイドクタークリーチャー あなたにわたしはどんな怪物なのですか わたしをあなたは何と評すのでしょうか あなたの理想に近づけても届かない その理由も感情も今のわたしには理解できるのに さよならのいらない誰かを求めていた 誰かとは愛したひとりを指していた 紛いものの音で満たされると信じていた 在りし日の彼に似せてしまわないように わたしは望まれた あなたを望んだ いくつ夜を重ねても 愛するモノに及ばず いくつ朝を迎えても 愛した彼を作れない その意味するところに気付いたのは随分前で 理想とはすなわち「人」であること ちぐはぐで 不可解で 矛盾だらけで 愛しい 追いかけて 成し遂げて それでもまだ 届かない 気付かない ヘイミスターベイビー ヘイドクタークリーチャー あなたの世界でわたしは何色なのでしょうか わたしはあなたに何を与えられますか 想うほどに離れ 触れるほどにぼやけて あなただけのわたしになりたいと もがいて祈って 届くまで続く道程に果てはなく わからないふりに飽いても おっかなびっくり進め あなたとわたしといなくなった誰かと 「忘れなくていいよ」 痛いのもおそろいなら悪くない いつの日にか届いたら 話して聞かせて 愛すること 命の意味 好きな食べ物を 苦手な虫のことを それから あなたをクリーチャーと呼ばせる理由も

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    【鏡音リン・レン】マーチオブカッコー【オリジナル】

    歌詞 踊って踊って沸き立った 老若男女右へ倣えよ 踊った踊った沸き立った 聖者が来るぞ 準備はいいか 燦然と! 輝いた 敢然と! 立ち向かった 有象無象を惹き付けて天国の扉まで連れてって! 目を瞑って大行進大行進 号令通り大行進大行進 目先のご馳走に喰らいつけ 踊って踊って沸き立った 轟くアイラービュー 響くアイヘーチュー 踊った踊った沸き立った 間者が来るぞ 迎撃用意 張りぼての神様に 張りぼての信者達 嗜好回路を塞き止めて天国の扉まで連れてって! 後れを取るな大行進大行進 お花畑に大行進大行進 賞味期限はすぐそこだすぐそこだ 出遅れる愚図も考える馬鹿も ひっくるめてまるっと踏み潰せ! 花の命は短いぞ短いぞ 時は金なり生めよ増やせよ 目先のご馳走に脇目もふらずに喰らいつけ 「モラルは二の次だ」 「善悪に蓋をしろ」 乗り込めなきゃあ死んじまう? 嘘吐きめ! 思考停止が連れ立って 正常の価値は金になりゃあしない 灰色のケーキにペンキを塗りたくれ ほらね美味しく目をまわせたでしょう ピストルが鳴ったらよーいどん 腰に結わえた導火線 燃え尽きたらおしまいさ 千載一遇千客万来満員御礼有頂天 ルンタッタ! ああなんて美しい世界 皆様のおかげで犯罪も合法になりました ルンタッタ! ああなんて悍ましい世界 誰も彼も目隠しに気づかないまま走ってゆく ルンタッタ! みんなでお手手繋いでまっ逆様に 落ちりゃあハードルも下がってハッピーハッピー? ルンタッタ! ああなんて気持ち悪い世界 「楽しけりゃあそれでいい」 そんな連鎖に狂ってく 大行進! 目先のご馳走に脇目もふらずに サヨナラ幸せに満ちた誰もが望む食卓よ ヨウコソ幸せの朽ちた誰かが望んだ食卓よ

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    【鏡音リン・レン】風船式こうかい【オリジナル】

    歌詞 寂しがり屋のミスサンデー 舌なめずりおかわり 飲み込んだらなくなったって 当然を嘆いた 寂しがり屋のミスサンデー 賞味期限を知っていた 捨てられても腐れないって 陶然と嘆いた 引っ張られて踊り 揺すられて強請る 踵も高らかにお馬さんの真似事 乗っかられて歌い 吊るされて遊ぶ 口紅も鮮やかに豚さんの御飯事 逆立ち引き摺る円錐型ピエロ 目を回せ叫べよ ヒキガネを引いただろう? 引っ掻いては裂いて全自動型ピエロ 転がるも昇るもお気に召す方へ ラルラッタ ラッタッタ ヤ ラッパッパ ヤ ラッタッタ 欲張りなミスサンデー 月曜日を突っぱねた 「寂しいから行かないで」と 嘘泣き縋った 欲張りなミスサンデー 屑入れに問いかけた 「人殺しが罪ならば、何方に裁かれたら好いの?」 雲一つない晴れた日 市場に出かけましょうよ 素敵な出会いがあるわ 二人で手を繋いで きもちのいいことだけ まきもどしては食んで 歯車が軋んでなくなりますように さよならさ ピエロ 物言わぬかたまり 目を回せ笑えよ ヒキガネを引いただろう? さよならおやすみ全自動型ピエロ 転がすも堕とすも選んだままに 縛られて泳ぐ閉塞型航路 どれだけ殺したらご褒美がもらえるの さよならさ ピエロ 夢で逢うこともない 煌く星屑を数えないように